「やな」とは

川の一部をせき止めて導入した水を に落とし、 の上に落ちた魚を捕らえる固定式の川漁の施設で、揖斐川では産卵のための川を下る「落ち鮎」を対象にしています。

 

設備は、木材を骨組みに、竹を籠状に編んだ中に石をいれて川床に固定するイノコと呼ばれるものを使用します。イノコを並べて川床に固定し、柳などを使って水をせき止め、下流に設置された簀に水を流します。

6月下旬ごろから準備に入り、8月に設置し10月半ばごろまで行われます。シーズン終了後、全てのものを川から撤去します。これを毎年繰り返し行なっています。

 

揖斐川の やな は、江戸初期にはすでにみられ、近年減少したものの、現在も川口やなをはじめ数カ所で伝統的な技術で制作され、鮎漁が行われています。

 

このたび揖斐川のやな掛け技術が、国の無形民俗文化財(文化財保護法により記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)として選定されました。

川口やなの歴史

戦後の揖斐川。

それまで畑として使われていた場所を整地し、 梁場 やなば を作り上げ「川口やな」を創業しました。

最初はテントと小屋で始めました。

昭和初期の川口やなを支えた人たち。

川口やなの名物「鮎雑炊」は、祖母ますの の独自の製法でつくられ、今も同じ製法で作っております。

揖斐川の流れは今も変わりませんが、お馴染みの赤い鉄橋(川口橋)はまだなく、上流にあった吊り橋が川の両岸をつなぐ交通手段でした。